かわら版
 新日鐵住金株式会社 広畑製鐵所 環境施設見学
2018年3月26日 
環境広報部会 
 
         
 
    1.日時 2017年10月3日(火)14:00 〜 17:00  
 
    2.見学先 新日鐵住金株式会社 広畑製鐵所  
 
    3.部会参加メンバー 北岡主査、野村副主査、瀬上、大浴、二田水、佐々木、高橋、斎藤、黒光、池田(敬称略)  
 
    4.見学施設 熱間圧延ライン
タイヤガス化リサイクル施設
 
 
    5.見学内容    
 
  I. 広畑製鐵所について  
 
  規模:敷地面積 600万u、 従業員 5,000人(協力会社含む)  
  1939年 第1高炉火入れ、1993年 高炉休止・現在、転炉で銑鉄を生産し、熱延鋼板、メッキ鋼板、電磁鋼板などの製品を生産している。  
  タイヤリサイクル施設では、タイヤから分離した生成物を100% 製鐵所で利用している。日本での使用済みタイヤは、年間100万トンでその内6万トンをリサイクルしている。  
 
  II. 生産ライン(見学)  
 
  熱間圧延ライン
・スラブ→加熱炉→竪型圧延→祖圧延→仕上げ圧延→冷却→巻取:熱延鋼板
 
  タイヤガス化リサイクル施設
・タイヤ→ロータリーキルン→乾留ガス→油、ガス ⇒ 製鐵所
・鉄ワイヤー、乾留カーボン ⇒ 製鐵所
 
 
    6.感想  
 
  熱間圧延ラインでは、厚い鉄の塊が、あっという間に平板になり、ロールに巻かれているのを見学した。竪型圧延機付近では、鉄が通るときの重量感、熱も一緒に移動する迫力に圧倒された。また、仕上げ圧延機のところでは、いつの間にか薄い板になっていることが不思議に感じた。
冷却する水も大量に必要とのことで、水を確保するための説明を聞き、そのスケールの大きさに驚いた。また、その水は水蒸気として飛散する以外は循環しているという説明に水を大切に使用していることを感じた。
 
 
  環境施設は、回収したタイヤから分離した発生物を100%、製鐵所内で再利用していることで、素晴らしいリサイクル施設を構築していると思った。  
 
  ご説明を戴いたご担当者様におかれましては、丁寧にご説明して下さり、またその端々に生産工程、工場への想いが感じられた。  
 
 
    以上  
    (文責:池田)