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「環境先進国EUでのガラスの使われ方とリサイクル」 清家剛氏 | ||||||||||||
ガラス産業連合会運営委員会主催講演会 2006/2/7 於:住友新橋ビル | ||||||||||||
平成18年2月7日、ガラス産業連合会運営委員会主催の講演会を開催し、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻助教授
清家 剛(せいけ つよし)氏を迎え、「環境先進国EUでのガラスの使われ方とリサイクル」についてご講演いただきました。関係官庁や会員各社から100人近い方々にご出席いただきました。 イギリス、ドイツ、スイス、イタリアにおける建築・解体現場・中間処理施設・アルミサッシ工場等、EUの大変貴重な事例をご紹介いただきました。廃棄物ひとつずつに名前をつけ、出口を増やすことでリサイクルの可能性を広げようとするなど、EUならではの細やかさの一方で、厳しい規制に対する各国の対応はかなりまちまちであるなどの問題点にも言及され、興味深くお話をうかがうことができました。 年代物の建造物が多いEUでは、解体の現場も日本とはだいぶ事情が異なるそうです。イギリスBBCの解体では、石や煉瓦などはサルベージと名付けられ、リユース部材として活用されました。ドイツでは、古い建造物の解体に際し、有害物質に関する事前調査が行われるそうです。 リサイクル・リユースを推進させる要因としては、自主的なものと規制によるものとがあり、例えば前者は、古い部材やリサイクル材料を利用した環境配慮型住宅の流通、後者は有害物質の除去等が考えられます。その促進のためには、どのような後押しが必要であるのかを考え、新しい技術開発、役割や職種の創出などを社会的にデザインしていくことが重要であるとのことでした。 質疑応答では、塩ビサッシを溶かさないでマテリアルリサイクルしているVEKAに関連して、アルミサッシのリサイクルについてやり取りがありました。 なお、今後の欧州事例調査に関してご希望の内容があれば各団体を通して受け付けております。ションを期待したいという印象深い言葉で講演を締めくくられました。 |
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